近況報告

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私事ですが、よりによってコロナ禍の真っ只中に手術を受けることになり、一週間ほど入院しておりました。

 

一月末にたまたま受けた検診で卵巣嚢腫が見つかり、某大学病院で経過観察をしていたところ、腫瘍が若干大きくなっているから再来週手術しましょうという話になり、あれよあれよという間に人生二度目の手術を受けることに(一回目は幼稚園児の頃)。

しかも、当初は腹腔鏡手術という話だったので余裕綽々で入院したら、手術前日の夕方に開腹手術への変更を告げられビビる羽目に。セカンドオピニオンどころかもう入院しちゃってるから今更逃げるわけにもいかないし…。まだお若いけれどしっかりした主治医を信じて手術台に上がりました。

 

入院した某大学病院(都内)の建物というのが、田宮二郎が回診していそうな昭和の遺構文化遺産で、入院先を告げた上司、同僚からは「大丈夫?!」と言われたくらいのレトロ建築。病棟の扉が木製なので、入院中はサナトリウム小説のヒロインの気分でした(笑)

昭和の医療ドラマそのままの中央手術室(今どき青いタイル壁に年季の入った無影灯!)にいたっては、恐怖を通り越してビックリし続けているうちに全身麻酔で意識消失し、いつの間にか手術は無事終わっておりました。

(注:さんざんな書きようですが、都内の手術実績数トップクラスの病院です)

 

手術当日と翌日は点滴や計器に繋がれてほとんど身動きできず、麻酔の影響で二日酔いのような吐き気に悩まされたものの、術後24時間でトイレまで歩かされてからの回復は順調で、予定どおり先週退院できました。

医師や看護師は20~30代の若いスタッフが多く、些細な不安や疑問にもきちんと対応していただき、安心して入院生活を送れました。

 

そして、コロナ禍で入院患者への家族面会も制限されていた中、洗濯物などの受け渡しに連日ナースステーションに通ってくれ、退院後すぐに休養できるように自宅を整えていてくれていた夫には本当に感謝しています。

実家からも快気祝いに加島屋の詰め合わせやら野菜ジュースやらお花を贈ってもらいました。ありがたやありがたや…。(写真は妹が贈ってくれたお花)

 

職場への復帰を控え、身体は日々順調に回復しつつあります。人体の回復力ってホントに驚異で、私の心より一歩先に身体の方が再生し続けているのを実感させられる毎日です。6日前まで点滴を挿していた手の甲の皮膚が、今朝まるっとターンオーバーしているんですよ!ありがとう、私の身体。

 

よく言われることですが、病気になって初めて健康や家族のありがたみが実感できるって本当ですね。病理診断結果が出ていないのでその意味ではまだ終わったわけではないけれど、しっかり頑張っていこうと思います。