桜雨

花冷えの下、成城へお花見に行ってきました。

千鳥が淵や井の頭公園ほどメジャーではありませんが、
成城学園周辺も 地元では有名な(混まない)桜の名所です☆
寒かったし小雨も降ってきて、どうしようかと思ったけど
今日を逃したら、もう今年の桜は見に行けない。

目の前の春を楽しまなくちゃ。

お屋敷街は、薄いピンクの花霞が雨にけむっていて、
(例年この時期はそれなりの人出ですが)さすがに今日は人影もまばらでした。
高級住宅だけあって区画整理されていて、あてずっぽうに歩いても
無事に駅まで帰ってこれるので、友達と結構歩き回ったものですが 
今日は20分が限界だったな~ブルブル。

カフェBにて「桜のニューヨークチーズケーキ」とフレーバーティーでお茶。
しっくい塗りの壁に間接照明、昼間でもパリの薄暗い路地裏にいるようなお店。
こういうお店は 数少なくなったけどまだ健在で
たまに 本を読むでもなく、ぼーっとするためだけに入ったりしています。


帰り、駅構内の三省堂書店で「巨匠の日本画上村松園」(学研)を発見。
松園の作品て、「草子洗小町」「花かたみ」など能にちなんだものが多いなー
と思って立ち読みしたら、はたして金剛流の宗家に師事していたのでした。
まあ予算の範囲内だったので、山猫軒の書棚に連れて帰ることに♪
伝統芸能のコーナーは、どっちかというと読み物系が多くて
観世栄夫や栗谷菊生の自伝とか、能評家の舞台評なんかが目立ちましたが
こういう本こそ図書館で借りて読もう。
(観もしない舞台の評論集を買うお金があったら、チケットに回したい)