古本屋さんカフェ

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帰京してから何かと慌しく、観たもの聴いたものの更新もままならぬ日々。
金沢特集(?)も不定期連載です。

お気に入りの金沢も、何度も訪れていれば観光スポットは見尽くしてしまい
いまは美術館やギャラリーをはしごしたり、お茶をゆっくりいただいたり散歩したり・・・。
ほんの二三日そうした時間を過ごすだけで、心のゆとりが持てる気がします。


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今回は、またひとつ、お気に入りのカフェを開拓しました♪
版画が飾られた玄関で、靴を脱いであがるようになっていて、個人のお宅のダイニングに招かれたような感じのお店です。
本業は古本屋さんなのですが、私はここの書棚に一目ぼれ~~(^0^)
目の高さの部分だけ開いた壁が、読書好きのハートをぐっとつかむ作りでしょ?!
こんな書棚が家にあったら、私なんかたちまちヘビ子になって、一日とぐろを巻いてひきこもりそうです~~。
本もわりと趣味性の強いラインナップで、
吉田健一の「舌鼓ところどころ」の初版本を見つけてカフェコーナーへ。
金沢をこよなく愛した吉田健一は、「金沢の美味いものは『どじょうの蒲焼』」と書いて、金沢の人から怒られちゃった~と、この本の中で書いてます(^◇^;)


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抹茶シフォンケーキセット。
よ~く見ると、クッキーが本の形♪(^-^)
ここの店主は(いわゆる観光客ずれとも違う)おっとりとフレンドリーな感じのおじさんで、
21美の話やら増えすぎた蔵書の話やらで、なんと1時間以上おしゃべりしてしまいました。
これは私としては珍しいことで、私は気に入った場所にはとことん通いつめるけれど
いわゆる「常連ヅラ」はキライで、「『いつもの』お願い」とオーダーしたり
お店の人となれなれしく話すことは ほとんどないんです。(だから「山猫」)
なんというか、やまねこ的にはかなりツボな、居心地のいいお店でしたねえ。
開かれているのだけど、適度に閉じている感じもあって。
ああ、こんなお店が近所にもあったらなあ。
(というか、「どこでもドア」があったらねえ・・・)