世阿弥になりそこねた父

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やまねこのpapaは とっくに60過ぎてますが、おかげさまで(?)まだまだ現役です。
新潟県内はもとより、ときどきこちらにも出張してくるのですが、父娘双方忙しくて毎回すれ違い。

そんな2月の寒~いある日、佐渡へ出張した父を送り出した母から、やまねこのケータイにメールが。
「大変!帰りの佐渡汽船(←母は今どきジェットフォイルを「佐渡汽船」と呼んでいる)が欠航だって!
どうしよう、パパが世阿弥になっちゃった!!」

父(というか世阿弥)には悪いけど、職場のMy水筒のお茶ぷーっと吹いちゃった。
母は生真面目な割には天然で、ときどき絶妙にヘンな言い回しを発明するのですが、世阿弥ネタは私の中では早くも2011年度ベストにノミネート。
「そうか~、お父さんももう腹をくくって花伝書でも書いちゃえば?(笑)善竹(娘婿)はいないけどさ~」
などと言う私も、なんてヒドイ娘なんでしょう。
残念ながら(?)、そのときはカーフェリーは運航していたので、父はどうやら島抜けできたのだけど。

母は毎年りゅーとぴあで開催される喜多流能楽講座のセット券を購入したり、「塩津さん読んでくれるかな~」とアンケートをせっせと書いているのですが、おそらく主催者のまったく意図せぬ方向で教育効果が開花したようです。
そんな母に白山神社薪能のチケットをプレゼントしてあげる父。そんでもって、萬斎の三番叟観た直後に「野村萬斎って、いつ出てたの?」と言っちゃう父。。。
う~ん、二人ともいつまでも元気でいてほしいです。