悟空茶荘

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 平日休みの日にこそ行ってみたかった中国茶カフェ「悟空茶荘」。
一階が中国&台湾の茶葉や茶器を扱う専門店で、二階がカフェになっています。
関帝廟のすぐ近くにあるこのお店、土日は行列必至だけど今日は余裕で入店。
本来なら今日(10月1日)は、国慶節(中華人民共和国建国記念日)にあたり、
中華街はパレードや獅子舞で賑やかなはずだったけど、時節柄パレードは中止に。
 
 
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 店内は、台湾の茶館をイメージしたような(?)カフェ。
 
 
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 いかにも中国風の、木製のがっしりした椅子。
ヨーロッパと陸続きだから当たり前かもしれないけど、中国は椅子の文化。
やまねこは 家ではちゃぶ台(コタツ)こそリラックスできるアナクロ日本人。。
紙と木の日本家屋では、こうした重厚な椅子文化は根づかなかったのだろうな~。
 
 
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 オーソドックスな中国(台湾)の茶器でお茶をいただくのは初めてだったので、お店の人に説明してもらいました。写真右上から時計回りに
 
 ・「蓋碗」(がいわん。中国茶独特の蓋付茶碗で、急須および湯呑みとして使う)
 ・「茶杯」(ちゃはい。お茶を飲むための杯)
 ・「聞香杯」(もんこうはい。香りを楽しむための縦長の杯で、お茶を注いだら茶杯         に移し、残り香を「聞き」ます)
 ・「茶海」(ちゃかい。お茶を注ぐ際に香りや味を均一にするために一旦移す器)
 
 日本茶にも茶海はあるけど、使い方がまったく違うんですね~。匂いを吸収しやすい陶器の特性を生かした「聞香杯」は、やはり香りを「聞く」文化を持つ日本にあってもおかしくないかも。
 今回、やまねこが選んだお茶は福建省産の青茶「一級 黄金桂」。まるで柑橘のような爽やかな香りの、飲みやすい春摘み茶でした。
 
 
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 テーブルでお湯を沸かして二煎目から自分で淹れるスタイル。
ニコンロと耐熱ガラスの薬缶も中華風オリエンタリズムで、なかなか素敵です。
 
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 お茶請けの「悟空セット」(プラス420円)。
干しブドウ(レーズンではナイ)、山査子、中華風カステラ・・・。
これだけではないのですよ~。
 
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 「悟空」オリジナルの肉まん。
肉まんといっても、中華以外のあのやたら大きくて肉ぎっしり!な饅頭と違って
ちょっと小ぶりで、あっさりやさしい味付けです。
まあ、あくまで「お茶請け」なので主張の強い味付けじゃないんでしょうね。
 
 日本酒もそうですが、(茶)杯が小さい方が味と香りに静かに耳を澄ませるような感覚が持てて、お茶と流れる時間をゆっくり楽しめる気がします。
 帰りに一階のお店をのぞいてみたら、思ったより茶器が高かったので買わずに帰れてよかったかも・・・ハマったらのめりこむ性格なので(汗)。