神保町・御茶ノ水

イメージ 1

 土曜日のゆうがた。
 久しぶりの神保町デート。
 御茶ノ水のレモン画翠で色鉛筆を買って、コミガレをのぞいたあと東京堂書店で待ち合わせ。
 私の好きな書店best3は東京堂書店丸善丸の内店、ジュンク堂池袋本店。魔窟・東京堂を待ち合わせ場所にしたらやっぱりユーワクに勝てずに二冊我が家にお迎えし、三省堂本店・ボヘミアンギルドをはしご。


イメージ 2

 先日、武田百合子『あの頃 単行本未収録エッセイ集』を読んだばかりなので、百合子さんと武田泰淳が出会った「ミロンガ」でひと休み。
 こういうレトロな場所では、ソフトフォーカスで撮影した方が雰囲気が出るね。


イメージ 3

 岩波ホールの裏にあるタイ料理屋さんで晩ごはん。
 アボガドと魚貝のサラダ。緑の茎っぽいのはレモングラス
パクチーレモングラス、唐辛子の酸っぱ辛さが梅雨時のだるい体に心地いい。アボガドで辛さを中和する感じ。

イメージ 4

 牛肉のバジル炒め。
 この他、空芯菜炒めとパッタイ(タイ焼きそば)をいただくも、あまりのおいしさに写真を撮り忘れました。
 空芯菜炒めには松の実が入っていて香ばしい。今度家で作るとき参考にしよう。

イメージ 5

 デザートはランブータンフルーツ。ライチに似ている。
 両隣のカップルはボトルワインを空けたり、ジントニックをお替りしていたけれど、私たちは最初にビールを頼んだだけでアルコールはもういいやという感じ。二人ともお酒は好きだけど、最近明らかに酒量が落ちてきた。

 アルコール無しだと食事がすめば手持無沙汰になっちゃうわけで、まだ20時だしお茶しよう、と山の上ホテルへ移動。
 山の上ホテルに一歩入ると、ほっとするようななつかしい空気。ヒルトップパーラーなら21時ラストオーダーですよ、と案内してくれたスタッフもいい感じ。お茶しに来ただけなのに、「帰ってきた」気分になれるホテルって貴重。
 ルシアンティー(ウィスキーと苺ジャムの入った紅茶)をゆっくりいただいているうちに、夜の香りが滴り落ちてくるような心地がする。池波正太郎の水彩画がかかっているので、スタッフに声をかけたら、作家はレジのすぐ前にある席がお気に入りで、スタッフとの会話を楽しんでいたそうだ。このホテルならさもありなん。

 神保町・御茶ノ水エリアには、数えきれないほど足を運んでいるけれど、年齢を重ねるにつれて新しい愉しみかたが見つかって奥が深い。きっとお婆ちゃんになってもワクワク歩き回っているだろうな。