神保町・御茶ノ水
土曜日のゆうがた。
久しぶりの神保町デート。
こういうレトロな場所では、ソフトフォーカスで撮影した方が雰囲気が出るね。
岩波ホールの裏にあるタイ料理屋さんで晩ごはん。
アボガドと魚貝のサラダ。緑の茎っぽいのはレモングラス。
牛肉のバジル炒め。
空芯菜炒めには松の実が入っていて香ばしい。今度家で作るとき参考にしよう。
デザートはランブータンフルーツ。ライチに似ている。
両隣のカップルはボトルワインを空けたり、ジントニックをお替りしていたけれど、私たちは最初にビールを頼んだだけでアルコールはもういいやという感じ。二人ともお酒は好きだけど、最近明らかに酒量が落ちてきた。
アルコール無しだと食事がすめば手持無沙汰になっちゃうわけで、まだ20時だしお茶しよう、と山の上ホテルへ移動。
山の上ホテルに一歩入ると、ほっとするようななつかしい空気。ヒルトップパーラーなら21時ラストオーダーですよ、と案内してくれたスタッフもいい感じ。お茶しに来ただけなのに、「帰ってきた」気分になれるホテルって貴重。
ルシアンティー(ウィスキーと苺ジャムの入った紅茶)をゆっくりいただいているうちに、夜の香りが滴り落ちてくるような心地がする。池波正太郎の水彩画がかかっているので、スタッフに声をかけたら、作家はレジのすぐ前にある席がお気に入りで、スタッフとの会話を楽しんでいたそうだ。このホテルならさもありなん。
神保町・御茶ノ水エリアには、数えきれないほど足を運んでいるけれど、年齢を重ねるにつれて新しい愉しみかたが見つかって奥が深い。きっとお婆ちゃんになってもワクワク歩き回っているだろうな。