冬のランタン

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 去年の暮れに松本市のお店で見つけたガラスのランタン。
中に入っているのはLEDキャンドルです。


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 ランタンは松本竣介の『街』と並べたら、ダイニングテーブル横がちょっとしたギャラリー風(笑)になりました。
 滋賀県の女性作家さんの作品。ガラスの表面を機械で研磨したという独特の曇った質感が、静謐な美しさをたたえていて、
松本竣介の画と雰囲気が合っている気がします。

 松本のギャラリーには他にも淡いグリーンやラベンダーの花器、デザートグラスなどもあって、どの作品を買おうか悩みに悩みに悩んだ末、結局、このランタンと、開きかけた花のような形をした小鉢を選びました。両方とも、冬の雪空のような曇った白いガラスで、冬の気分にしっくり。

 作家ものの作品(主に雑貨)を買う際、私は事前に調べることはほとんどなくて、ほぼ「出会いがしらの直感」で選んでいます。これだ!と思った作品を選んだ後でお店の人に尋ねると、自分と比較的年齢の近い作家ということが多いです。
 旅行に出るたびにそうやって連れて帰った、雑器やら古書やら美術館のポストカードを日常生活に取り入れることで、旅の記憶をとどめておきたいのかもしれません。