戻るに戻れない?長岡の純喫茶

 地方都市のごたぶんにもれず、駅前商店街のシャッター街化が進んでいる長岡ですが、
よく見ると昭和臭ただようステキ(?)な喫茶店がまだ健在です。
 
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 ほら、街の中心部にある雑居ビル(の地下)にこんなお店が・・・。
 
うちの両親が結婚前にデートの待ち合せに使っていたというから、すんごい歴史あるお店です。
店名も当時のまま「ニューコロビア」(←コロムビアレコードとは絶対関係ないと思う)。
「地下純喫茶」といいうネーミング、たぶん文字通り「地下にある純喫茶」っていう意味で、
おそらく他意はないんだろうけど、そのまま読むとなにやらアングラな響きが・・・。
 当時のままだとしたら、昔ながらのソファに水槽があってタバコの煙もうもう・・・のはずの店内、取材欲にかられて入口まで来たものの、この階段を一歩下りたら最後、「あ、間違えました(笑顔)」などと引き返せない空気にビビッてシャッター押しただけ。すいません、また来ます。。
 
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 続いて、駅から余裕で徒歩圏内の「シャルラン」へ。
 こちらは金銭に若干ゆとりの持てるようになった学生時代、帰省中に中学高校の友人とコーヒーとか冷麺食べに行ってたから安心して入れます。
冷麺?・・・そう、長岡を離れて初めて気がついたのですが、長岡の昔ながらの喫茶店では、なぜか必ずといっていいほどフードメニューに冷麺が入っています。
 
 
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 このお店、自動ドアにセンサーがついているのか、入店すると柱時計のようなチャイムで迎え入れられます。ニューコロムビアとは別の意味で一歩足を踏み入れたら引き返せない世界。。
 店内は100席くらいあるでしょうか。座席には、昭和の新幹線のような座席カバーがついていて、昭和の香りもかぐわしいインテリアです(笑)。
 
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 壁際の席には、なぜかステンドグラスが。。
 
 
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 お正月という時期のせいか、おそらく御節料理にうんざりして逃亡してきたであろうオジサンが一人で本読んでいる姿がチラホラ見えるくらいですが、ふだんは生きた長岡弁が飛び交う茶店です(笑)。いまじゃ駅中のスタバに行ったくらいじゃ長岡弁は聞けませんから。
 
 
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 モーニングセットとは別に、午後は18時までサービスセット(ハムトーストとドリンクのセット)が
610円で供されているあたり、一人でまったり時間を過す高齢者を想定しているのでしょうか。
 やまねこの学生時代、いやもっと昔から時が止まったままのような空間。このまま元気でがんばってほしいです。