晩夏の赤
（ブランドサイトより引用）
先月、お洋服の買い物は控える！などと書いておきながら、
お盆以降の秋口までのお洋服を買ってしまいました。
8月に入ると、どこのブランドでも秋物が出始めるけど、私はこの時期の店頭が一何好き。白や淡色系ばかりだったディスプレイが深みのある色に塗り替えられているのを見ると、新鮮な気持ちになれるから。
今年は深みのある赤が流行るみたいですね。私もレンガ色に近いボルドーのトップスを選びました。イエローベースの肌の私には、ワイン色よりは黄色味が入ったレンガ色の方が似合うようです。このトップスは以前から通販サイトで目をつけていたけれど、ふだん着ない色・しかもノースリーブということもあって、店頭で試着して肌映りや肩回り・脇の下のカッティングを確認の上、購入を決断しました。
（小学館ＨＰより引用）
控えめながらしっとりしたツヤ感のある素材もステキ。
（小学館ＨＰより引用）
写真は去年のパターン。去年は襟の開きを抑え目にしてあって、今年は低めのスタンドカラー。お店では黒のボトムスを勧められたのですが、ちょっとコントラストがきつくなる気がするというか、一歩間違うと「公園で太極拳やってる人」みたいになっちゃう気が（汗）。写真のニュアンスカラーとの組み合わせ、参考になります。というか、白状すると、去年この記事を見ていいな～と思っていたワケ。
赤をメインにしたコーディネートは結構難しいと感じていて、色味がちょっとでもズレると「赤シャツ」になるかオバサンぽくなるのでは、と手を出せずにいた私、この記事が出た当時、絶妙な色合いとカッティングを一目見て思わずクリップ。一年間欲しい気持ちが変わらなかったから、買ってもいいだろうと思ったのです。
そういえば、過去にも秋に赤い靴が欲しくなって見送ったものの、結局4年後に違う木型の赤いパンプスを買ったこともあったっけ…。ふだんは深みのある青や緑が好きな私も、この季節はなぜか赤に心がグッと惹きつけられます。
いま夏目漱石の「それから」「こころ」を読み返していまして、その中では【赤】は死や狂気の不安を意味する色だけど、女性にとっては魅惑的な色。赤い口紅は不動の人気ですしね。漱石が女性不信なのは、【赤】に対する不安に通じるものがあるのかもしれません。
