二月は青いスズラン
(タイトルはエリザベス・ボウエンの小説から拝借しました)
気分転換で久々に香りを新調しました。
というか、超久しぶりにディオール嬢をつけようと思っていたら、隣の課の先輩が同じ香りをつけてきたよ!(メジャーな香水にありがちなリスクですね…)
というわけで、イギリス発の香水ブランドのコロンを購入 。
最近、ウォーやボウエン読んだり、『キングスマン ゴールデンサークル』を封切早々観に行ったくらいで、近いうちにまたロンドンに行きたいな。
このブランドは全般的にすっきりした香りが多くて、化粧品ブランドの香水にありがちな粉っぽい甘さが苦手な人向けかも。2018年2月現在、27種類のフレグランスがあるそうで、店頭でいちいちクンクンしていたら鼻をやられて路頭に迷う恐れがあるので、買う前に下見(?)してきました。
店員さんの説明によれば、二種類の香りを重ねづけすることで、自分だけの好みの香りが作れて、他の人と被りませんよとのこと。さすが、商売が上手いアロマテラピー発祥の国だね!
(HPには「英国発のテイラーメイドの香り」との記載がww)
ボトルも直線的なデザインが素敵。イギリスは服飾文化にしろお酒にしろ男性用に一日以上の長があって、このブランドもメンズ系の方が香りとしては個性的で完成度が高い気がする。黒い包装紙に使われていた「樫とヘーゼルナッツ」(和訳)も洗練されたカッコいい香り。丸の内あたりのセレクトショップのメンズコーナーに漂っていそう♪ただし、実際に自分の身につけるとなれば話は別で、自分自身と香りの個性が合っているのか考えちゃいますね。
私が選んだ香りは、こんな青いスズランをイメージしたのだそうな。店頭で試した中では一番香りが飛びそうな軽さだったけれど、いいんです、手首につけて自分ひとりで密かに癒されてればいいから。この香り、ハートノートに柿を使っているのがユニークで、人によっては「スイカの香りしかしない!」というコメントがついていたけれど、幸い私の場合は「スズランとホワイトムスクの淡い香り」でした(笑)。
それにしても、香り専門ブランド各社のサイトを読んでいると、ネーミングやブランドヒストリーのストーリーがしっかり構築されていて(しかも文章力が高い)、つい読まされちゃいますね。
服飾や化粧品と違って姿の見えない「香り」で勝負するには、イマジネーションをかきたてる「物語」の力が必要なのね、と思ったことでした。
追記:
本文からブランド名を削除しました。以前買ったコートの記事もそうだったけれど、ブランド名を上げるとアクセス件数が増える代わり、ちょっと面倒なので。