黒田香舗のお線香

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お盆の帰省でもあるので、金沢で仏様にお供えする蝋燭とお線香を買いました。

近江町市場~東茶屋街は歩いて往復できますが、途中、町家造りのお店が並ぶ尾張町という
古い商店街を通ります。
こういう商店街が残っているのも、戦火に遭わなかった城下町らしいです。

で、とことこ歩いていて見つけたのが↑の「黒田香舗」
車道を隔てた向かいの通りまで、沈香の香りが漂ってました(私は鼻が利くほうだけど)。
見るからに由緒ありげな店構えに好奇心をそそられ、ふらっと入りました。

薄暗い店内はエアコンを置いておらず(お線香の保存に向かないのだそう)、
扇子ぱたぱたしながら お店の方のお話を伺いました。
・・・というか、お店のおばあちゃんにつかまったといった方が正しいけど(^◇^;
このお店、前田藩ご用達の漢方薬のお店だったそうです(寛永三年創業)。
長岡駅前のナントカというお店にも薬を卸しているのだとか
沈香にも漢方薬の成分が入っていて、体にいいとか、香木のランクによって香りが違うとか
おばあちゃん、語りだしたらもう止まらない~~(扇子ぱたぱたぱたぱた)
いろいろな種類の沈香を出してもらいましたが、高いお線香ほど香りがやわらかいですね。

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で、私が買ったのが↑の 天然素材使用の白檀「ことじ」と、手書きの絵蝋燭。
鳩居堂の白檀より すっきりと上品な甘さで涼しげな香りだと思います。
東京の自宅で焚くつもりでしたが、その前に白檀が好きだった祖母にお供えすることに。
絵蝋燭は手書きなので、ちょっとお高め。
我が家の宗旨(真宗大谷派)では、絵蝋燭をお供えする習慣はあまりないそうですが
故人は綺麗なものが好きだったので、きっと喜んでくれるでしょう。
仏様へのお供えを買うのは初めてでしたが、よいお買い物ができたと思います(^_^;A