ART

モネのラムカン・ダムール

やまねこ軒の食卓の友、「青い睡蓮」。 2007年に国立新美術館で開催された 「モネ 印象派の巨匠、その遺産」に合わせ、 ル・クレーゼから限定生産されたミニココット「ラムカン・ダムール」です。 「睡蓮」のモデル、ジヴェルニーの庭をイメージした7色展…

畠山記念館秋季展「茶人 畠山即翁の美の世界」

昨日、畠山記念館秋季展の初日に行ってきました。 白金台の古い住宅街をとことこ歩いていくと、いきなり城郭を思わせる石垣を積んだ白塀が姿を現し、驚かされます。もともとこの土地は、江戸時代に島津氏の別邸があった場所だとのこと。 細い石畳の小道を歩…

マーラー没後100年のはずが・・・「アルマ・マーラーの肖像」(国立近代美術館)

今年は岡本太郎生誕100年ですが、クラシック音楽でも100年の節目を迎えた作曲家がいます。 グスタフ・マーラー(1860~1911) 近美にマーラーの妻アルマ・マーラーの肖像画が所蔵されているのは知っていたけれど、出かける直前にHPでマーラーの没後100年を…

「生誕100年 岡本太郎展」(国立近代美術館)

連休を利用して、国立近代美術館で開催されている岡本太郎展に行ってきました。 ちょうど前日に渋谷駅の「明日の神話」に福島第1原発事故の風刺画が貼り付けられるという事件(?)があったばかりで(http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY2011050…

能面&装束展をハシゴ!②「能の雅・狂言の妙」(サントリー美術館)

ハシゴ2軒目のサントリー美術館「能の雅(エレガンス)、狂言の妙(エスプリ)」。 この企画展は、国立能楽堂開場25周年を記念して、国立が四半世紀かけて収集してきたコレクションを一堂に披露する、初めての展示とのこと。去年の年明けから島根、静岡、…

能面&装束展をハシゴ!①-「能面の心・装束の華」(根津美術館)-

根津美術館とサントリー美術館で開催されている、能面&装束展をハシゴしてきました♪ まずは表参道の根津美術館へ。新装開館記念企画も本展示で第6弾目。 根津コレクションの装束109点、能面227点の中から、今回は30点を展示しています。 この企画展では能…

鎌倉文学館(旧前田侯爵家別邸)

長谷といえば大仏~ですが、私のオススメはここ! 鎌倉文学館は、1936年に旧加賀百万石・前田家の別荘として建てられました。 (ちなみに本邸は東大駒場キャンパスの近くにあります) ハーフタインバーとスパニッシュを基調としながら、和風のデザインも見…

「長谷川等伯展」(東京国立博物館)

東京国立博物館で(本日まで)開催中の「長谷川等伯展」に行ってまいりました~。 等伯没後400年を記念して開催されたこの企画展は会期が短かったのですが、どうしても見逃したくなかったので、会期終了前日の昨日、ようやくすべりこみセーフ! 三連休の…

「古代ローマ帝国の遺産-栄光の都ローマと悲劇の都ボンベイ」(国立西洋美術館)

つい先日終わった美術展です(ゴメンネ~) 会期終了前日に行ってきたにもかかわらず、混雑もほとんどなくスムーズに鑑賞。 と書くと、いかにも地味~な企画では・・・と思われそうだけど、これが予想を裏切る充実の内容。 地味だったのは宣伝(特に国立西洋美…

「観世家のアーカイブ」

東大教養学部60周年記念として「観世座のアーカイブ 世阿弥直筆本と能楽テクストの世界」が、東大駒場博物館で催されているので、会期終了前日に渋谷で用事があったついでに行ってきました。(←会期は本日18:00まで。ゴメンナサイ!) 今月は能楽堂に足を運…

「ルイス・バラガン邸をたずねる」

ワタリウム美術館で開催中の「ルイス・バラガン邸をたずねる」展に行ってきました。 ルイス・バラガン(1902-1988年)はメキシコを代表する建築家です。 上品なピンクやオレンジを壁面に使った特徴的な住宅や庭園を多く設計したことで知られ、 また住宅開発…

「隈研吾展-Kengo Kuma Studies in Organic-」

アクシスギャラリーで三保谷硝子を観たあと、 外苑東通り沿いにミッドタウン方向へ歩くこと約15分あまり。 地下鉄乃木坂駅を出てすぐ裏にある「ギャラリー 間」で行われている 「隈研吾展-Kengo Kuma Studies in Organic-にハシゴしてきました♪ 「ギャラリ…

「三保谷硝子店101年目の試作展」

六本木のAXISギャラリーで杉本博司のガラス作品が展示されているというので このあいだの祝日、またまたキンチョーしちゃうエリアに行ってきました。 三保谷硝子店は国産のガラスが産声を上げて間もない1909年(明治42)に創業し、 今年で100周年を迎えました…

新・根津美術館展-国宝・那智瀧図と自然の造形-

根津美術館が3年半にも及ぶ新創工事を終え、今月ようやく開館しました。 青山なんて、歩いているだけでキンチョーしちゃうぜ(←ちょっと本当) プラダとかカルティエとかD&Gとか銕仙会能楽研修所とか(笑)の並ぶ通りの突きあたり、 信号を渡ってすぐに新…

「THE ハプスブルグ」(国立新美術館)

駅構内の広告につられて行ってきました。 しっかし、サントリー美術館(東京ミッドタウン)、森美術館(六本木ヒルズ)といい、 この国立新美術館といい、<六本木アートトライアングル>に集結する女子は いつ見ても、雑誌からそのまま抜け出てきたような人…

阿佐ヶ谷住宅に行ってきました(2)

6世帯入居タイプのテラスハウス?の9号棟。 私が知る限り この棟は2年前には既に空家になっていましたが、緑地の整備は維持されているようです。住人による、阿佐ヶ谷住宅の現状と再開発理解を訴える看板が立っています。 阿佐ヶ谷住宅を含む成田東地区は…

阿佐ヶ谷住宅に行ってきました(1)

阿佐ヶ谷住宅が ついにこの夏には取り壊されるらしい、という情報を聞いて、 阿佐ヶ谷まで行ってきました。 杉並区役所から閑静な住宅街を歩くこと約3分、ランドマーク的存在の水道塔がお出迎え。 阿佐ヶ谷住宅とは、杉並区成田東にある全戸数350世帯の日本…

国宝 阿修羅展

行ってまいりました、「国宝 阿修羅展」。 日曜の午後遅い時間、しかも雨なら少しはマシかも・・・と思ったのですが、甘かった! 「第1章 興福寺中金堂鎮壇具」は、展示ケースの前にたどり着けないくらいの混雑。 でも、さすが東博が力を入れたという企画だけあ…

佐渡の能舞台

昨年の秋、父が佐渡に行った折に撮影した写真を紹介します。 上の写真は諏訪神社の能舞台(両津市)。 佐渡には全国の能舞台の1/3が集まっているといわれています。 江戸から明治期にかけては200棟ほどあったとのこと。現存する舞台は30棟程度。 佐渡といえ…

やなぎみわ「マイ・グランドマザーズ」

三連休最終日、雨の降るなか東京都写真美術館へ行ってきました。 ほんとは美術館に行くつもりはなかったのだけど、恵比寿でお茶していて なぜか「写美行くか!」という話になりガーデンプレイスへ。 たまにはこういう突発的な鑑賞もいいですね。ははは。 東…

「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」

東京オペラシティといえば、コンサートホール「タケミツ・メモリアル」のイメージが強いせいか、 つい最近まで現代アートのギャラリーがあるとは知りませんでした。 なにげなくクリックした企画展サイトのコピーに惹かれて、初台へ。 「都市へ仕掛ける建築 …

美術館で散財

左2冊は21美から買った図録、右端はAmazonで買った写真集。 ・金沢21世紀美術館「杉本博司 歴史の歴史」(写真左) ・グッゲンハイム美術館「SUGIMOTO Portraits」(中央) ・写真集「Mies van der Rohe's FARNSWORTH HOUSE」(右) 12月初旬に杉本博…

「島袋道浩展:美術の星の人へ」(ワタリウム美術館)

小春日和の午後、青山のワタリウム美術館に行ってきました。 「島袋道浩展:美術の星の人へ」 先日、教育普及プロジェクトで全国の美術館を回ったという方から 「21美が好きなら、ワタリウムも気に入るんじゃない?」 と教えていただきました。 企画展の傾…

日本で一番ケバい倉

長岡市郊外の摂田屋町(せったや)にあるサフラン酒造に行ってきました。 私の好きな藤森照信さんの本で、「日本一ケバイ倉が長岡にある」と知り、 やはり古い建築好きな父を誘って摂田屋へ。 「サフラン酒」とは、かつて養命酒と人気を二分した薬草酒。 問…

「旧金剛宗家伝来能面」(三井記念美術館)

☆「旧金剛宗家伝来能面」54面の重要文化財新指定記念 寿ぎと幽玄の美 「国宝 雪松図と能面」 夕方、日本橋の三井記念美術館へ能面を観に行ってきました。 今回展示される能面は、三井家所蔵の旧金剛宗家伝来の能面54面で 以前重文指定された4面に加え、この…

明日の神話

書庫「美術展」のタイトルを、exhibitionに限定しない「ART」に変更しました。 さて、きのう庭園美術館に行ったついでに渋谷に寄ってみました。 岡本太郎「明日の神話」 渋谷駅への設置から二週間あまり。 ガラスケースなしで恒久設置された作品には、24時間…

秋の庭園美術館をお散歩♪

西洋庭園にあった、大理石のオブジェです。 撮影した時は、おじいさんが裏側に回って探索中でした(^-^) オブジェの裏側。 朝香宮邸がちょうどすっぽりおさまって見えます! アンリ・ラパンがデザインした居間のグリルをかたどったブックマーク。 この次はな…

秋の庭園美術館

振り替え休日を利用して、東京都庭園美術館へ。 といっても、今回のお目当ては「1930年代・東京」展にあらず。 ちょうど紅葉が見ごろだというので、アール・デコ建築と紅葉を楽しんできました。 庭園美術館はなんといっても、建物そのものが「常設展示品」。…

<対決>第二回戦・「風神雷神図」in東博

タイトルどおりです。行ってきました。 東博の「宗達VS光琳」観戦に・・・・・・。 朝イチより少し遅れて上野に着きましたが いや、はや、もう、暑かったデス・・・・・・(T T) 平成館前の広場にて炎天下30分待ちでした。 これでもまだ短い方だったようです。出た時に…

ある休日(2)-NIPPONの夏/三井記念美術館

さて、能楽堂で席を確保してから私が向かった先は 日本橋の三井記念美術館。 NIPPONの夏-応挙・歌麿・北斎から「きもの」まで- 私の好きな応挙の「青楓瀑布図」が展示されているのが 10日までの前期のみ、ということを前日の晩に知り、これはぜひ観に…