#練習用

石内都 写真集『フリーダ 愛と痛み』

横浜で観た「肌理と写真」で受けた衝撃が忘れられず、図書館から石内都の写真集を借りてきた。 メキシコの現代絵画を代表する女性画家フリーダ・カーロ(1907-1954)の遺品を撮影した『フリーダ 愛と痛み』 フリーダの作品や人物に興味がない私でも、フリー…

山猫ピクルス

暦はついに三月に…。 例年、繁忙期(三月~GW明け迄)の夕食づくりは、栄養と時短の両立を可能な限りはかりたいところ…。食材配達サービスも検討したけれど、すぐ近所にスーパーで数日分まとめ買いすればいいだけだしね。 最近、(家庭における)料理上手と…

変わるもの、変わらないもの

去年の夏ごろから、家で休日を過ごすことが多くなってきました。 リアルでは(特に職場では)自分からプライベートについて話すことはまずないので、同世代の独身または既婚で子供のいない女性がいかなる休日を過ごしているか知らないのですが、なんとなく、…

二月は青いスズラン

(タイトルはエリザベス・ボウエンの小説から拝借しました) 気分転換で久々に香りを新調しました。 というか、超久しぶりにディオール嬢をつけようと思っていたら、隣の課の先輩が同じ香りをつけてきたよ!(メジャーな香水にありがちなリスクですね…) と…

『ピンフォールドの試練』(イーヴリン・ウォー/白水社Uブックス)

続けて何冊も読むのはキツイけれど、ときどき無性に読みたくなる作家というのがあって、辛辣な風刺とブラックユーモアを身上としたイギリスの小説家イーヴリン・ウォー(1903-1966)なんてその典型かもしれない。 一昨年(2016年)がウォーの没後50年という…

遠い夏

セールの終盤で見つけた去年のワンピース。 シーズン前に店頭で見つけた時に思わず試着して、絶対自分に似合っていると思ったけれど、お値段と使用頻度の低さを考えてリリースした服。最終セールで半額になっているのを見つけてゲットしたよ!! 外は都内で…

皮膚に遺された記憶-『石内都 肌理と写真』横浜美術館

横浜美術館で開催中の『石内都 肌理と写真』展に行ってきました。 芸術新潮12月号の紹介ページに掲載されていた写真を見て、私好みの写真家だナと予想していたのだけど、期待以上というか、殴られるような衝撃を受ける内容でした。 展示構成は以下の通り。 …

雪だるま

大雪警報でいつもより少し早く退社できたものの、 各路線・各駅で電車が止まり、なんと3時間がかりで帰宅。 ようやくたどり着いたマンションの廊下の片隅、 隣室のドアの前で、お出迎えしてくれていた雪だるま。 お隣は2歳半くらいの坊やが住んでいるのです…

スパイスジンジャーシロップ

ここ数年、古民家とか古いビルの一室をリノベーションし、メニューも体にやさしそうな具沢山スープやらドリンクが充実しているカフェが流行っているみたいですね。 私もそういうお店は割と好きなので、外出先にその手のお店があればチェックするけど、最近で…

冬のランタン

去年の暮れに松本市のお店で見つけたガラスのランタン。 中に入っているのはLEDキャンドルです。 ランタンは松本竣介の『街』と並べたら、ダイニングテーブル横がちょっとしたギャラリー風(笑)になりました。 滋賀県の女性作家さんの作品。ガラスの表面を…

謎の実

新潟のやまねこ家の塀には蔦が絡んでいますが(造園で河川の土を運んできた際についてきたらしい)、いつの頃からか、秋冬になるとこんな謎の実がぶらさがっています。 蔦の実かな?と思っていたけど、蔦は蔦でこんなベリーっぽい実をつけているし。。 「中…

声の肖像 -『ハドリアヌス帝の回想』(ユルスナール/白水社)

毎年暮れに某温泉に出かけるのだけど、必ず本を一冊連れて行くことにしている。 2017年は【温泉⇒テルマエ・ロマエ⇒ハドリアヌス帝】という安直な連想で、マルグリット・ユルスナールの傑作『ハドリアヌス帝の回想』を選択。 昔、須賀敦子『ユルスナールの靴…

横浜中華街

時計をすこし巻き戻して…暮れの掃除を終えた12月30日、 横浜中華街へ繰り出しました。 もう一日遅ければカウントダウンで混雑必至だろうけど、30日の晩はみなとみらいでもそれほど人出がなくて、山下公園もなんか寒々とした感じ。 おかげで、お目当てのお店…

謹賀新年 狗年旺旺!

2018年 明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 (三が日は、こんな感じで↑ゴロゴロしておりました) 自分で作るようになって3年目のこくしょう。 (今年は夫が大根&にんじんの短冊切りを担当したので、紙のように上品な薄切り…

ジバンシィ

長いこと使ってきたディオールのチークが残り少なくなってきたので、たまにはブランドを替えようとジバンシィのカウンターに行ってきました。 いつもの基礎化粧品買うときはコスメカウンターでのやり取りはいらないと思うけど、メイクアップの場合は結果が顔…

「全体主義の起源」(ハンナ・アーレント/みすず書房)

先日読んだ『予期せぬ瞬間』の版元・みすず書房は、学生時代から私の憧れというか知的虚栄心の象徴でした。 ヴィクトール・フランクル『夜と霧』、R・Dレイン『引き裂かれた自己 分裂病と分裂病質の実存的研究』やロラン・バルト『零度のエクリチュール』、…

りんごのトースト

休日のささやかなお楽しみ。それは、いつもの朝より少しだけ手間をかけたトーストをのんびりいただくこと。 クリームチーズを塗った食パンに、皮つきのまま薄切りにしたりんごを乗っけて、オーブントースターへ。 「焼きりんごの二歩手前トースト」のできあ…

朝珈琲と遅読

お誕生日プレゼントのコーヒーミル、最近では夫が豆挽き係・私がドリップ係を務めています(笑)。我々は深煎りが好みらしくて、宮越屋珈琲のグァテマラをカリタの三つ穴ドリッパーで淹れるのがもっぱらのお気に入り。 今年は漱石に始まり、割と難易度高めの…

「ダイヤルM」(1998)

「映画からファッションを学べ」などと言いますが、最近は全然見る時間が取れない。。 『ダイヤルM』(1998)はタイトル通り、『ダイヤルMを廻せ』(1954)のリメイク版で、映画の出来そのものは正直いって大したことないのですが、グウィネス・パルトロウ…

りんごとプルーン、豚肉の煮物

昨年に続き、今年も長野のカリオストロ伯爵(父の「竹馬の友」)から実家経由で、りんごをいただきました。 今年は味の素のレシピサイトを参照に、フライパンを使った煮物に挑戦。りんご酢を入れるのがポイントらしいです。 オリジナルではヒレブロックを使…

かきのもと

実家から送られてきた秋の味覚。 新潟市白根地区で栽培している食用菊「かきのもと」です。 菊を食べる食文化は新潟と東北、北陸地方の一部に限られ、食用が始まったのは江戸時代からといわれています。 新潟では、おひたしや酢のものとして食され、秋になる…

クレムリンの犬御用屋敷

犬の持ち方が雑なベルディムハメドフ大統領とそれを助ける犬好きのプーチン大統領 プーチン大統領の犬好きは有名ですが、これ見てるとほんとにわんこ好きな人なんですね~。トルクメニスタンの大統領のほうは「ほらほら、こんないい子犬なんですよ~」って悪…

キャベツの豚汁で一汁一菜

平日は9時を過ぎることもある夕食。 女系家族育ちな上に唯一の男性(父)は食が細い人だから、私は一般的な男性の食事量が実は未だによくわからない。 ただ、帰宅時間の遅いアラフォーには質量ともにボリューミーだったことは確かで、一汁一菜に軌道修正中で…

冬のまかない

夫の帰りが遅い日は料理お休みDayなのですが、最近は残り物を使ってかんたんな一品料理ですませてます。 寒い季節に一番出番の多いポトフ。キャベツにソーセージは基本ですが、そのときどきの「冷蔵庫の中のそろそろヤバいメンバー」をゲストキャラにお迎え…

第27回 神保町ブックフェスティバル

土曜日、ようやくヨコハマトリエンナーレ(3年に一度開催される現代アートのお祭り)に行こうと、出先の池袋から副都心線に乗ったものの、全然座れず、渋谷に着いた時点ですごい混雑だったので、 「このまま横浜まであと35分も満員電車で立ちっぱなしなんて…

「赤い死の舞踏會」(エドガ・アラン・ポオ/吉田健一訳/若草書房)

見つけた瞬間、小躍りしたくなった古書。 吉田健一の翻訳で、しかもポーの作品集だったらもう買うしかないでしょう。昭和23年6月に若草書房から出版された本です。昭和27年にはエリザベス・ボウエン「日ざかり」の翻訳も出しているし、吉田健一が終戦直後に…

北の宿から

この夏の旅行で過ごしたお宿の写真。 ちょっと奮発して広めのお部屋(約13畳)を予約したら、期待以上にゆったり過ごせました。写真には写っていない、ソファ(長椅子といったほうがしっくりきそう)に机も置いてあっても、まだ広く感じます。 自分の家を持…

ピンクの紅玉ジャム

今週は台風のような繁忙期なのに…近所のスーパーで紅玉を見つけてしまったのが運の尽き。 旬の果物って「来週仕事が落ち着いたら買いに行こう…」と思っているうちに買えなくなっちゃったりしますよね。 だから、今夜は晩ごはん作りはお休みして、ジャム作り…

珈琲と山猫

今年のバースデーに電動ミルを贈ってもらいました。 お互いの誕生日とクリスマスには(今のところ)プレゼントを贈り合っていまして、たいてい髭剃りやらドライヤーやら食器etc…と実用品がメインです。あ、『雑記帳』創刊号も! 盛岡の喫茶店めぐりがきっか…

人生の有限感、みたいなもの

都内では冷たい雨があがって、ひんやりした曇り空。 閉幕まで一ヶ月をきったヨコハマトリエンナーレに行こうと思っていたけど、昨夜帰りのバスが冷房をガンガンきかせていて、レザージャケットを着て震えながら帰ったせいか、なんだか背中の具合があやしい。…